世界一位のコンパクトカー・高質生活゙
子供の頃からコンパクトカーが好きだった。
911もDinoもすきだったけど、小さいクセに安いクセに速い車が好きだった。
制約の中にある職人が作り出す輝きに惹かれていたのかもしれない。
世界一位のコンパクトカーってなんだろう？
まず、最初に思い浮かぶのは新入社員の頃に乗っていたミニだ。
レーシングカートでサーキットで遊んだ後に乗って、カートと同じ乗り心地。
と思える車はこれ以外にない。
カートに比べれば、どんなにイジッたR32だって、クラウンのように乗り心地よく感じたものだけど、この車は違う。乗ること自体が体育だった。
そして、なぜか、この車にのっていると、周りの人が優しくなる。
笑顔で道を譲ってくれる事が多かったように思う。
車も、運転手も、制約の中で寒がっている姿が、どこか微笑ましかったのかもしれない。
そして、ミニとすれ違うと、なぜか？ 挨拶をされた。
妙な仲間意識があるのだ。
次に思い浮かぶのが、兄の乗っていたルノー５。
あのマルチェロガンディーニ作の美しいスタイルに、フランス車特有のストロークのたっぷりしたサスに体を包み込むシート。
このまったりした世界は、本当に癒された。 しかし、よく壊れた。
でも、それでも本当に好きな車だった。
そして日本代表はサニートラックのA型エンジン。
鉄ブロックならではの音と柔らかい振動。
そして、じゅわぁ～ と盛り上がるトルクの感触。生き物のように愛おしかった。
そうだ。
コンパクトカーは、ペットであり、等身大の相棒であり、一緒にポルシェやフェラーリの夢を見た仲間だった。
今、そんな風に一緒に語り合える車なんてあるわけない。
ということで
独断によるコンパクトカーのランキングは！
１位：Nissan Sunny Truck
2位：Renault5
3位：Mini cooper classic
4位：VW Golf GT-i Mrk2
5位：Honda CR-X
