安心で美味しいユッケを・高質生活
最近 安心して美味しいユッケ食べてないなぁ？
と思うことがちょいちょいあります。
お店でユッケが食べづらくなったのは2012年からです。
そう、2011年の4月に起きた牛ユッケの集団食中毒事件に端を発し、牛のレバーを刺身で提供することが禁止され、牛ユッケに対しても厳しい基準を設けました。
例えば、
牛肉の表面から1cm以上までも箇所を60℃以上で2分以上加熱し、加熱後は4℃以下に冷却する前処理が義務付けなどです。
そして、2015年からは豚肉の生食も禁止されました。
牛レバーの代わりに、E型肝炎のリスクもある豚肉を生で提供するお店が増えてきたからです。
豚はあまりに危険。は常識だろ。 というお役所の目論見が外れ、法律で対応したのです。
この一連の動きを見ていると、効率化を進めるあまり、各個人の責任意識が希薄にことで、誰も大きな割合で悪いわけではないけど、その結果を受け止める人は重症化してしまう。
という現代社会の問題そのものだと感じます。
そんなことを考えると、誰を信じれば安全で美味しいユッケが食べれるのか？
絶望的になります。
2011年の事件では、O-111で５人が亡くなり100人近くの方が感染し、提供していた焼肉店フランチャイズが倒産しました。
でも、問題のお肉に0-111が感染したのは食肉加工業者のところです。
そして、和牛と言われていたそのお肉の中には和牛には該当しない交雑種の肉も紛れていました。
私たちと対面しているお店の人が信用できても、その前段階で何が起きているのか？
わからない世の中になってしまっています。
そんなブラックボックスからくじ引きを引くような感覚で、お店で生肉を食べますか？
当たれば、重症な食中毒です。
そんなことを思うと、なんだか、、、ユッケを食べれないのです。
生産から、加工、販売まで、全ての責任を取ってくれる人がいて、
その人が信用できる。その人から食材を分けてもらう。
そんな食のつながりを持っていたいのです。
昔、九州に住んでいた時に良く行った菅野屋さんの馬刺しを思いします。
熊本では定番の王道ですが、震災の影響を受け大変な状況の中で、美味しい馬刺しを提供してくれている。
そうだ。あの味だ。
信用できる人から、安心で、美味しいユッケをわけてもらおう。
なんと、、一人前630円。 安い！
